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  • 2014.03.02 Sunday

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    閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義

    • 2012.05.11 Friday
    • 23:01

    パーソナライゼーションは、創造性やイノベーションをみっつの面から妨げる。まず、我々が、解法を探す範囲(「解法範囲」)がフィルターバブルによって人工的にせばめられる。次に、フィルターバブル内の情報環境は、創造性を刺激する特質が欠けたものになりがちだ。創造性というのは状況に強く依存する。新しいアイデアを思いつきやすい環境と思いつきにくい環境があり、フィルタリングから生まれる状況は創造的な思考に適していないのだ。最後に、フィルターバブルは受動的な情報収集を推進するもので、発見につながるような探索と相性がわるいことが挙げられる。めぼしいコンテンツが足元に山のようにあれば、遠くまで探しにゆく理由はないからだ。

    パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ

    • 2012.04.28 Saturday
    • 09:31

    パブリックな場所で、すべてをさらけ出していれば、完全であることに囚われることもなくなる。完全であることがお約束でなければ、より自由に今までより良いものをつくる機会ができる。終わりがなく、満足せず、パブリックに働くことで、僕らは常に改善を目指すのだ。「最善は善の敵」とヴォルテールは言った。そして最良は改善の敵でもある。完全への追求は、創造を複雑にし、遅らせる。テクノロジーの世界では、この悪しきプロセスを「フィーチャー・クリープ」と呼ぶ---発売前に理想に一歩近づけようと、予定されていなかった機能をつけ足すことだ。その治療法は、ベータ版をパブリックにすることだ。外に出してみて、何が必要かを見ることなのだ。

    完全神話は、ビジネス以外でも僕らの生活を支配している。学校では、すべての問題にただひとつの正解があると生徒に教える。そんな問題を集めて試験を行い、試験のために教え、教えたことをオウム返しにすることを求める。僕らはそれを達成と呼ぶ。そうでなく、実験を促し、常識への挑戦を褒め、失敗から学ぶような学校をつくるべきだ。

    情報って何だろう (岩波ジュニア新書)

    • 2012.04.03 Tuesday
    • 23:43

    情報は誰かによって作られるものです。ある情報が生まれるには、必ずその観測者が存在しています。また生まれた情報を伝達して流通させるのも人間です。どんな情報にも必ず人間による介在があり、その意味からすると表現者や伝達者の主観性が含まざるを得ないということを、私たちは認識しておかなければなりません。純粋に客観的な情報というのは、存在し得ないのです。

    情報が人間によって知覚され生み出されるものだとするならば、必ずそこには何らかの意図が介在しているはずです。意図という言葉が適切でなければ、意思や知識、あるいは観点という言葉でもいいでしょう。

    「考えるクルマ」が世界を変える―アーバン・モビリティの革命

    • 2012.03.23 Friday
    • 00:40

    クルマを、ネットワークから切り離されたデバイスであり、エネルギーを、必ずしも合理的とは言えない価格でときどき大量購入して補給しなければならないものと考える必要はない。都市全体のエネルギー効率向上を望むなら、クルマのエネルギーを駆動力に転換する際の効率だけに焦点を当ててはならない。

    その代わりに、歴史的に別個のシステムとして都市を支えてきたシステムの統合に着手すべきだ。燃料・水・空気の供給、エネルギー転換、電気や建物のサービス、そしてモビリティを、一体的なシステムとして制御すべきである。電力市場を作り出すことにより、地域的にバラバラで、時々刻々変化するニーズに効率的に応え、変動価格とリアルタイムのフィードバック・ループによって電力供給を均衡させるべきである。そしてクルマは、こうした市場において敏捷でインテリジェントな買い手兼売り手となるべきである。

    この戦略はシステム全体の性能向上を目指すものであって、さまざまな構成要素やサブシステムの個別性能に注目するものではない。この戦略は、どこにでもあるディジタル・ネットワーク型かつ分散型のインテリジェンス(都市の神経システムを形成する)を活用することによって、肌理が細かく反応が早くリアルタイムで制御される都市エネルギー・システムを実現する。

    ウィリアム・J. ミッチェル,ローレンス・D. バーンズ,クリストファー・E. ボローニ=バード
    東洋経済新報社
    ¥ 2,940
    (2012-02-10)

    ザ・マインドマップ

    • 2012.02.15 Wednesday
    • 23:45

    マインドマップは放射思考を外面化したものであり、脳の自然な働きを表したものである。脳の潜在能力を解き放つ鍵となる強力な視覚的手法で、誰もが身につけることができる。あらゆる用途に使用でき、学習能力を高めたり、考えを明らかにしたりするのに役立ち、生産性の向上が可能になる。マインドマップの特徴は、次の4つである。

    1. 中心イメージを描くことにより、関心の対象を明確にする。
    2. 中心イメージから主要テーマを枝(ブランチ)のように放射状に広げる。
    3. ブランチには関連する重要なイメージや重要な言葉をつなげる。
    4. あまり重要でないイメージや言葉も、より重要なものに付随する形で加える。ブランチは、節をつなぐ形で伸ばす。

    マインドマップに色、絵、記号、立体化などを使うと、おもしろさや美しさや個性などを加えることができ、創造力、覚える力、とくに記憶の再生の助けとなる。

    トニー・ブザン,バリー・ブザン
    ダイヤモンド社
    ¥ 2,310
    (2005-11-03)

    十字軍物語〈3〉

    • 2012.02.03 Friday
    • 23:19

    戦争は、人類にとって最大の悪業である。にもかかわらず、人類は、この悪から脱け出すことが出来ないでいる。

    ならば、戦争を、勝った負けたで評価するのではなく、この悪を冒した後にどれだけの歳月の平和がつづいたか、で評価されてもよいのではないか。

    また、平和とは、人類が戦争という悪から脱け出せない以上、未来永劫つづく平和というものもありえず、短期間ではあっても一つ一つの平和を積み重ねていくことでしか、達成されないと考えるほうが現実的ではないだろうか。

    情報とは、その重要性を認識した者しか、正しく伝わらないものであるということである。

    古代ローマの、ユリウス・カエサルも言っている。「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけでない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」

    情報を活用できるのは、見たくない現実でも直視する人だけなのである。

    人間を、人間らしくすることの一つは、信義にある。言い換えれば、約束したことは守るという姿勢である。

    その数学が戦略を決める

    • 2012.01.06 Friday
    • 23:26

    人間の心には、よく知られている各種の認知的な欠陥や偏りがあって、これが正確な予測能力を歪めてしまっているのだ。人は、重要そうに思える特異なできごとをあまりに重視しすぎる。

    人は何かについてまちがった信念を抱いてしまうと、それにしがみつきがちだ。新しい証拠が出てきても、信念に反するものはつい軽視してしまい、既存の信念を裏付けてくれる証拠だけに注目してしまう。

    物理学の原理と法則

    • 2011.09.22 Thursday
    • 22:54

    人間は誰でも美しいものを見ると楽しく感じる。脳内ホルモンが分泌されて、脳がリラックスしたり、快感中枢を刺激したりするためかもしれない。美しいものと言っても人さまざまという意見もあるが、かなりの部分は一致するのではないだろうか。ルノアールの絵、ダイヤモンドの輝き、錦色に染まった山の光景、花びらを開こうとするバラ、それらの色調や造形や構成などが人間の感覚によく馴染むためと思われる。審美観はそれなりに人間に共通しているのである。

    十字軍物語2

    • 2011.06.11 Saturday
    • 00:26

    人間にとっての野心は、何であろうと、やりたいという意欲である。一方、虚栄心とは、他人から良く思われたいという願望だ。人間ならば誰でも、この両方ともを持っている。二つとも持っていないというのは世を捨てた隠遁者だからここでは除外し、人間性豊かな人間に話をしぼることにする。

    それで問題は、一人の人間の内部での野心と虚栄心のどちらが大きいか、だが、このことよりも重要な問題は、その人間が好機に恵まれたとき、野心で動くか、それとも虚栄心で動くか、のほうなのである。

    人間には、興味をもって行うと上手くいき、関心が薄れているのに行うと上手くいかない、という性向がある。上手くいくからなおのこと関心も強まり、上手くいかないとそれに比例して関心も薄れるという具合だ。

    塩野七生
    新潮社
    ¥ 2,625
    (2011-03-24)

    不合理だからすべてがうまくいく―行動経済学で「人を動かす」

    • 2011.05.13 Friday
    • 22:16

    わたしたちの実験から、人間の労力について、次の四つの原則が明らかになった。

    • 何かに労力をつぎこむとき、変化するのは労力をかける対象だけではない。わたしたちも変わり、わたしたちがその対象に与える評価も変わる。
    • 労力をかければかけるほど、愛着も大きくなる。
    • 自分で作ったもの過大評価する性向は根深いので、ほかの人も自分と同じ見方をしているはずだと思いこんでしまう。
    • 多大な労力をつぎこんだのに完成させられなかったものには、あまり愛着を感じない。

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