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    となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通の科学

    • 2011.03.20 Sunday
    • 10:04

    交通技術者のモデルでは、人間がより「安全」な道でどう行動するかを完全には見通せない。渋滞も同じである。数学的には、ある通りを閉鎖したら、地域の他の通りがその分の交通利用を引き受けることになるというのは、筋が通っている。配管システムで一本のパイプを閉鎖したら、他の並行するパイプがその分の流量を引き受けなければならない。だが、人間はパイプを流れる水よりもずっと複雑な存在である。そして、計算モデルでは、この複雑さを読み切れないのだ。技術者が予想するとおり交通量は増えるかもしれないが、そのこと自体が厄介な通行状況を敬遠する行動にもつながるのである。

    つながり 社会的ネットワークの驚くべき力

    • 2011.03.11 Friday
    • 21:24

    人間は一人ひとり力を持っているが、一人ではできないことを達成するためにはともに行動する必要があるということだ。人間はこれまでにも力を合わせ、大河の治水、大都市の建設、知識の集積である図書館の発明、有人宇宙飛行などを成し遂げてきた。そのために協力し合った仲間すべてを知ることさえなく、やり遂げてきた。現代世界の社会的ネットワークの魔法は、私たちと他人をつなぎ、遠い昔に人類が経験したよりもはるかに巨大なスケールで協力する能力を私たちに与えてくれる。だが、より人間に近いレベルで、社会的ネットワークは生活のあらゆる面に影響を与えている。遠くに離れた他人に起きた出来事によって、私たちの生き方、考え方、欲求、病院や死が決定される。私たちは社会的な連鎖反応によって遠隔地の出来事に反応するものの、そうしていると気づかないことも多い。

    ニコラス・A・クリスタキス,ジェイムズ・H・ファウラー
    講談社
    ¥ 3,150
    (2010-07-22)

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