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    公務員の教科書 国語編

    • 2008.03.17 Monday
    • 23:25

    対話、そして考える力や表す力の源は何か。それは感情である。感性の爆発が会話を促し、思考をもたらす。想像力や論理力は感情の整理と体系化にみがきをかけ、感情の整理と体系化は想像力や論理力をより一層精密にするのである。感性で発想し、論理で組み立てる。それが知恵のある人間と動物の違うところである。

    デジタル主流の電子社会はその感性が当面超微量で進んでしまう社会である。感性が微量であることは、喜怒哀楽も微量であり、人と人が溢れるような親密感で関係を結ばない。必然コミュニケーション力や発展力は衰える。

    感性量の乏しい、感情の届けられないコミュニケーションと生活パターンの社会が続く限り、考える力はよみがえらない。考え、表す手段として判明された電子ネットワークが、逆に人から考える力を奪い取っているのが現状だ。このパラドクスを克服することが、教育の主題であり、電子社会の問題点である。

    その中心課題は、繰り返すが感性の回復である。電子画面の前にいる時間を減らし、人と人が直接接触し、コミュニケートする場と本格的に文書表現を習う時間を増やす方策が必要である。

    伊藤 章雄
    ぎょうせい
    ¥ 2,300
    (2007-11-08)

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