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    エコトーン(ecotone)

    • 2005.01.31 Monday
    • 12:48
    2つあるいはそれ以上の異質な生態系、例えば森林と草原、岩浜と砂浜、湖と岸辺などの間に見られる接点あるいは移行地域、すなわち推移帯(エコトーン)の生物は、重なりあっているそれぞれの群集の生物に加えて、推移帯に特徴的で、そこにしか住めない固有種が存在することが多い。したがってそのような場所では生息する種数と個体密度は、隣接地域より一般に高くなっている。
    人間も多くの場合、推移帯の生活者であると言える。森の中に住む場合は、森を切り開いて草地など開けた場所を作り、逆に草地に住むときは、木を植えて森を作ろうとする。さらに池を掘り、流れを作ったりする。すべて林縁を長くし、あるいは多くの推移帯を作るための努力と言えよう。人もまた多くの動物と同じように、単調より多様を好み、そこに安らぎを感ずる本性を持っている。

    トマトはなぜ赤い―生態学入門

    遺伝的浮動(random genetic drift)

    • 2005.01.31 Monday
    • 12:28
    集団の遺伝子構成はいろいろな要因で変化する。自然選択はある遺伝子の割合を多くし、突然変異は遺伝子の多様性を増加させる。また集団内での交配の頻度の偏りは地理的に遺伝子組成を変化させる。これらは生物的な要因が関与した遺伝子組成の変化だが、世代から世代ヘ遺伝子が受け継がれるとき、まったく確率的に生じる遺伝子の組成の変動があり、これを遺伝的浮動と呼んでいる。

    トマトはなぜ赤い―生態学入門

    同所的種分化(sympatric speciation)

    • 2005.01.27 Thursday
    • 20:54
    分布区域内で生殖的に隔離された集団が生じる可能性がある。例えば倍数体が生じた場合、4倍体と2倍体との間に生じた子孫は生殖能力を欠く。多くの高等植物はこのような倍数体の出現により進化してきたと考えられている。このように同じ地域の個体群でも生殖的、生理的、生態的な隔離が生じた場合、種の分化が行われる可能性がある。

    トマトはなぜ赤い―生態学入門

    接所的種分化(parapatric speciation)

    • 2005.01.25 Tuesday
    • 21:45

    陸産貝や飛行能力を欠いた昆虫類などのように移動能力の低い生物では、大きな地理的な障壁がなくても小川、植生の不連続、アスファルト道路などのちょっとした環境の違いが隔離を成立させる。異所的種分化と同様に隔離された個体群のそれぞれは新しい種として分化していく。

    トマトはなぜ赤い―生態学入門

    びん首効果(bottleneck effect)

    • 2005.01.24 Monday
    • 20:06

    ちょうど口の小さな瓶から小量の内容物を取り出す場合のように、大きな集団から少数個体が選ばれたとき、小集団の持つ遺伝子組成は元の集団とは異なる場合が考えられる。また集団の個体数の減少は遺伝的浮動による遺伝子構成の変化をもたらす可能性を大きくする。このような効果をびん首効果と呼んでいる。島などの新分布地への移動、気候の予期しない変動、冬越しなどによる個体数の急減とその後の急増は顕著なびん首効果をもたらす。

    トマトはなぜ赤い―生態学入門

    BOOK OF THE YEAR 2004

    • 2005.01.11 Tuesday
    • 13:14

    PLUTO (1)
    PLUTO (1)
    浦沢 直樹 手塚 治虫 手塚 真
    小学館 (2004/09/30)

    読んでいく内にのめり込むこと間違いなし。続編が待ち遠しい。

    The Hong Kong Guide 2004 (Photomap Edition)
    The Survey and Mapping Office
    in Hong Kong (2004/04/01)

    香港旅行の際に購入。国土地理院もこういうのを出してほしい。
    イコノスマップよりも現状が把握できやすい。
    香港に行く予定の方もそうでない方もオススメ。

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