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「考えるクルマ」が世界を変える―アーバン・モビリティの革命

クルマを、ネットワークから切り離されたデバイスであり、エネルギーを、必ずしも合理的とは言えない価格でときどき大量購入して補給しなければならないものと考える必要はない。都市全体のエネルギー効率向上を望むなら、クルマのエネルギーを駆動力に転換する際の効率だけに焦点を当ててはならない。

その代わりに、歴史的に別個のシステムとして都市を支えてきたシステムの統合に着手すべきだ。燃料・水・空気の供給、エネルギー転換、電気や建物のサービス、そしてモビリティを、一体的なシステムとして制御すべきである。電力市場を作り出すことにより、地域的にバラバラで、時々刻々変化するニーズに効率的に応え、変動価格とリアルタイムのフィードバック・ループによって電力供給を均衡させるべきである。そしてクルマは、こうした市場において敏捷でインテリジェントな買い手兼売り手となるべきである。

この戦略はシステム全体の性能向上を目指すものであって、さまざまな構成要素やサブシステムの個別性能に注目するものではない。この戦略は、どこにでもあるディジタル・ネットワーク型かつ分散型のインテリジェンス(都市の神経システムを形成する)を活用することによって、肌理が細かく反応が早くリアルタイムで制御される都市エネルギー・システムを実現する。

ウィリアム・J. ミッチェル,ローレンス・D. バーンズ,クリストファー・E. ボローニ=バード
東洋経済新報社
¥ 2,940
(2012-02-10)

| 500技術・工学・工業 | 00:40 | comments(0) | trackbacks(0) | ka2ya |
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