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  • 2019.01.26 Saturday

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    MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

    • 2013.01.27 Sunday
    • 23:07

    デジタル生産は、これまでのもの作りの経済をひっくり返すものだ。大量生産の場合、コストの大半は機械への初期投資で、商品が複雑になればなるほど、また変更が多ければ多いほど、コストも膨らむ。デジタル生産は、 その逆だ。従来のもの作りではコストのかかるものが、無料になる。

    1. 多様性はフリーになる ひとつひとつ違うものを作っても、全部同じものを作るのとコストは変わらない。
    2. 複雑さはフリーになる 手間のかかる小さな部品がたくさんついた、精巧な細工が必要な品物も、3Dプリンタなら、平らなプラスチックの塊と同じコストで作ることができる。コンピュータはただで何でも計算してくれる。
    3. 柔軟性はフリーになる 生産が始まったあとで商品に変更を加えようと思ったら、指示コードを変えるだけでいい。同じ機械でそれができる。

    数世代に一度、製造(マニュファクチャリング)の基本的な手段が根本的に変わる。蒸気、電気、標準化、組み立てライン、リーン生産方式、そしていま、それがロボティクスになった。こうした変化が経営手法から生まれる場合もあるが、本当に力強い変化は新しいツールから生まれる。そして、コンピュータほど強力なツールはない。コンピュータは、近代的な工場を動かすものというより、それ自身が工場となる。どんなものにも無限に応用できる汎用ロボットを組み合わせれば、普遍的な「もの作りの装置(メイキング•マシン)」が生まれる。それは、一マイルの敷地にまたがるテスラの工場から、デスクトップまで、どんな規模でも利用できる。それこそがー最先端のテクノロジーが出現するだけでなく、それが民主化されることがー本当の革命なのだ。

    Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

    • 2012.08.10 Friday
    • 05:21

    他人の意見によって、自分の内なる声を溺れさせてはならない。何よりも大切なのは、自分の気持ちや直感に従って行動する勇気を持つことです。

    ある問題を解決しようとして、最初に考えだした解決策がとても複雑だったとしよう。ほとんどの人はそこで考えるのをやめてしまう。だが、そこでやめずに考えつづけて、ダマネギの皮をむくようにムダなものをそぎ落としていくと、とても洗練されたシンプルな解決策にたどり着くことがよくある。

    イノベーションをするときに、ミスをすることがある。最良の手は、すぐにミスを認めて、イノベーションのほかの面をどんどん進めることだ。

    シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしい。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明確にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。

    閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義

    • 2012.05.11 Friday
    • 23:01

    パーソナライゼーションは、創造性やイノベーションをみっつの面から妨げる。まず、我々が、解法を探す範囲(「解法範囲」)がフィルターバブルによって人工的にせばめられる。次に、フィルターバブル内の情報環境は、創造性を刺激する特質が欠けたものになりがちだ。創造性というのは状況に強く依存する。新しいアイデアを思いつきやすい環境と思いつきにくい環境があり、フィルタリングから生まれる状況は創造的な思考に適していないのだ。最後に、フィルターバブルは受動的な情報収集を推進するもので、発見につながるような探索と相性がわるいことが挙げられる。めぼしいコンテンツが足元に山のようにあれば、遠くまで探しにゆく理由はないからだ。

    「考えるクルマ」が世界を変える―アーバン・モビリティの革命

    • 2012.03.23 Friday
    • 00:40

    クルマを、ネットワークから切り離されたデバイスであり、エネルギーを、必ずしも合理的とは言えない価格でときどき大量購入して補給しなければならないものと考える必要はない。都市全体のエネルギー効率向上を望むなら、クルマのエネルギーを駆動力に転換する際の効率だけに焦点を当ててはならない。

    その代わりに、歴史的に別個のシステムとして都市を支えてきたシステムの統合に着手すべきだ。燃料・水・空気の供給、エネルギー転換、電気や建物のサービス、そしてモビリティを、一体的なシステムとして制御すべきである。電力市場を作り出すことにより、地域的にバラバラで、時々刻々変化するニーズに効率的に応え、変動価格とリアルタイムのフィードバック・ループによって電力供給を均衡させるべきである。そしてクルマは、こうした市場において敏捷でインテリジェントな買い手兼売り手となるべきである。

    この戦略はシステム全体の性能向上を目指すものであって、さまざまな構成要素やサブシステムの個別性能に注目するものではない。この戦略は、どこにでもあるディジタル・ネットワーク型かつ分散型のインテリジェンス(都市の神経システムを形成する)を活用することによって、肌理が細かく反応が早くリアルタイムで制御される都市エネルギー・システムを実現する。

    ウィリアム・J. ミッチェル,ローレンス・D. バーンズ,クリストファー・E. ボローニ=バード
    東洋経済新報社
    ¥ 2,940
    (2012-02-10)

    公共事業が日本を救う

    • 2011.01.06 Thursday
    • 22:20

    現代文明社会の中では、「人」は「コンクリート」の中で、「コンクリート」に守られつつ暮らしている。

    この現実を忘れて、地震防災などできるはずもない。「コンクリート」を適切に強化することを通じて、初めて我々は、弱々しい存在ながらも、巨大地震という自然の猛威に対して立ち向かう術を得ることができるのである。

    事実、我々はその危機に立ち向かうための「技術」を持っている。阪神大震災以降、耐震のための土木技術、建築技術は大きく進歩している。そして、我が国は経済不況の現時点においてもまだ、他国には真似のできないほど大きな「財政力」を持っている。

    今足りないのは、そうした「技術」や「財政力」をもってして、強力に耐震強化を図ろうとする「政治判断」だけなのである。

    |新訳|科学的管理法

    • 2010.08.26 Thursday
    • 23:08

    働き手や雇用主が抱えるあらゆる問題を解決する万能薬がある、などと述べているのではない。生まれつき怠け者で手際の悪い人や、欲深く野卑な人がいる限り、あるいは悪徳や犯罪が絶えない限り、貧困、惨状、不幸なども消えてなくなりはしないだろう。マネジメント手法や人々が用いる方策などは、どれ一つとして働き手や雇用主に永遠の豊かさを約束するものではない。

    豊かさにはあまりに多くの要因が絡むため、どのような人物、州、いや国家ですら、豊かさをコントロールすることはできず、したがって、働き手と雇用主の両方が多少なりとも痛みに耐えなくてはならない時間は、これからも必ず訪れるだろう。

    ただし、そのような厳しい時間を別にすると、科学的管理法の下では、従来とは比べものにならないほどの豊かさや幸せがもたらされ、争いや不協和音は少なくなるはずだ。しかも、厳しい時期が訪れる回数が減り、期間も短くなり、痛みも和らいでいく。この傾向は、経験則に代えて科学的管理法の原則をいち早く取り入れた町、地域、州などで顕著に現れるだろう。

    私は、これらの原則はいずれ文明世界にあまねく広まるはずであり、その時期が早ければ早いほど、人類にとって望ましいと確信している。

    フレデリック W.テイラー
    ダイヤモンド社
    ¥ 1,680
    (2009-11-28)

    みんなが知りたい地下の秘密

    • 2010.07.08 Thursday
    • 23:22

    開かずの踏切、交通渋滞、地価の高騰―都市部には地下空間の制約から、ニュースにもならないさまざまな問題が発生しています。一見すると豊かそうにみえますが、都市はかならずしも快適な生活空間となっていません。そしていま、このような都市問題を解決する手段、都市部で新たな空間を創出する手段として、地下空間が注目を集めています。

    地下空間は、人々の生活を下支えする社会生活基盤です。昔からいろいろな用途に使われています。平安時代には、冬の池の氷を保存する「冷蔵庫」として、江戸時代には、大火から商品や家財道具を守るための「シェルター」として使われてきました。

    近年では、都市部で空間をただ創出するだけでなく、石油や石油ガスの貯蔵空間、科学実験場用の地下空間など、将来の社会生活基盤に加え、エネルギーの安定供給や科学の発展にも大きく寄与しています。

    安全管理の現場力―スタッフへのアドバイス

    • 2009.12.11 Friday
    • 00:48

    職場の人員構成の変化とともに、人と人のコミュニケーション、人と人のつながりはややもすると薄れがちとなり、携帯電話や、メール交換等を通じて必要最小限の情報をやりとりすることがコミュニケーションだと思われています。

    しかし、本当の意味でのコミュニケーションとは、お互いの「心」を大切にすることが原点だと思います。やはり、顔と顔を合わせて、目と目を見ながらの話し合いこそ心のこもったコミュニケーションではないでしょうか。人間には喜怒哀楽というものがあります。この喜怒哀楽がもっともはっきりと現れるのは人の顔なのです。お互いの喜怒哀楽を肌で感じながらの話し合いこそ大切だと思います。

    ゼロ災運動の原点はそこにあるのです。

    コンクリートなんでも小事典

    • 2009.11.10 Tuesday
    • 23:39

    私たちの生活を支えてくれた(高度成長期に整備された)構造物は年齢でいうと40歳から50歳になろうとしており、近年においてはその劣化によって造り替える必要が生じているものも見られるようになりました。これらの構造物を建設した時代は、技術者・研究者を含めほとんどの人がコンクリートは永久的であり、メンテナンス・フリーであると考えていましたが、昨今の劣化問題は、コンクリートは「生き物」であることを認識させる結果になりました。現代は、悪くなった構造物を造り替えるのではなく、適切にメンテナンスしてできるだけ長生きをさせることが要求されています。コンクリートは、適切に製造、施工し、メンテナンスすれば半永久的であること、昨今の問題に関していえば、コンクリートに罪はなく、それを扱う人間のほうに非があることを理解していただけると思います。

    未来のモノのデザイン

    • 2009.01.31 Saturday
    • 15:47

    未来のデザインが目指すのは、車を運転し、食事を作り、健康を管理し、床を掃除し、何を食べ、いつ運動すべきかを教えてくれるようなスマートな機器の開発にあることは明らかである。人と機械の間には大きな違いがあるにもかかわらず、タスクがきちんと特定され、環境条件がうまく制御できて、機械と人間の間のインタラクションを必要最小限に制限できるなら、知的で自律的なシステムは役に立つ。ここでの挑戦は、我々の活動をサポートし、技能を補い、ストレスを与えることなく、喜び、便利さ、達成感を与えてくれるように、生活の中に知的な機器を取り込むことである。

    ドナルド・A・ノーマン
    新曜社
    ¥ 2,730
    (2008-10-25)

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