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    希望のつくり方

    • 2012.10.01 Monday
    • 21:56

    人間は本来、日々の生きる困難のなかで、希望を否応なく持とうとしてしまう、もしくは希望を持たずざるを得ない動物です。特に生きる苦しさにある人々ほど、より良い明日を求めてしまう。それが、人間の業であり、本性なのです。

    希望は、持つべきか、持たざるべきか、ではありません。困難が連続する社会のなかで生き抜くために、どうしても求めてしまうもの。それが、希望なのです。

    挫折と希望は、過去と未来という時間軸上は、正反対に位置するものです。しかしそれらはともに、現在と言葉を通じてつながっています。それが「過去の挫折の意味を自分の言葉で語れる人ほど、未来の希望を語ることができる」という、希望の物語性についての第二の発見なのです。

    小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

    • 2012.06.15 Friday
    • 23:45

    身軽であるというアイディアを受け入れよう。今このとき、あなたは最も小さく、最も無駄がなく、最も早い。ここからだんだん鈍重になっていく。そしてものごとが身軽ではなくなるにつれ、方向を変えるのにより大きなエネルギーが必要になる。ビジネスの世界でも、物理の世界とおなじだ。

    多くのすばらしいアイディアも、一度に実現しようとすると一気にくだらない製品になってしまう。やりたいことのすべてはなかなかできないものだ。時間、資源、能力、そして優先順位と制限はつきものだ。一つのことでも完璧にすることは難しい。同時に十個のことをうまくやる?そんなことは忘れたほうがいい。

    より良いもののためには、愛着あるものをいくつか犠牲にしないといけない。やりたいことを半分にするのだ。中途半端な一つのものより、とてもよくできた半分の大きさのものの方がいいに決まっている。量より質だ。

    一度見通しを立てると、すばらしいアイディアのほとんどはそこまですばらしいものではなくなる。もしそれらのアイディアが本当に魅力的なものであれば、後からでもやることができるはずだ。

    今、あなたが誰なのかを知る人はいない。それでいい。無名であることは、すばらしいことだ。日陰にいることを幸せに思おう。

    この時こそ、世間にあれこれ言われずミスすることに使おう。欠点をつまみ出し、思い立ったアイディアを試してみよう。新しいことに挑戦してみるのだ。誰もあなたを知らないのだから、失敗しても大きな問題ではない。無名であれば、プライドを失うことも自分を失うこともないだろう。

    ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン
    早川書房
    ¥ 1,575
    (2012-01-11)

    パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ

    • 2012.04.28 Saturday
    • 09:31

    パブリックな場所で、すべてをさらけ出していれば、完全であることに囚われることもなくなる。完全であることがお約束でなければ、より自由に今までより良いものをつくる機会ができる。終わりがなく、満足せず、パブリックに働くことで、僕らは常に改善を目指すのだ。「最善は善の敵」とヴォルテールは言った。そして最良は改善の敵でもある。完全への追求は、創造を複雑にし、遅らせる。テクノロジーの世界では、この悪しきプロセスを「フィーチャー・クリープ」と呼ぶ---発売前に理想に一歩近づけようと、予定されていなかった機能をつけ足すことだ。その治療法は、ベータ版をパブリックにすることだ。外に出してみて、何が必要かを見ることなのだ。

    完全神話は、ビジネス以外でも僕らの生活を支配している。学校では、すべての問題にただひとつの正解があると生徒に教える。そんな問題を集めて試験を行い、試験のために教え、教えたことをオウム返しにすることを求める。僕らはそれを達成と呼ぶ。そうでなく、実験を促し、常識への挑戦を褒め、失敗から学ぶような学校をつくるべきだ。

    不合理だからすべてがうまくいく―行動経済学で「人を動かす」

    • 2011.05.13 Friday
    • 22:16

    わたしたちの実験から、人間の労力について、次の四つの原則が明らかになった。

    • 何かに労力をつぎこむとき、変化するのは労力をかける対象だけではない。わたしたちも変わり、わたしたちがその対象に与える評価も変わる。
    • 労力をかければかけるほど、愛着も大きくなる。
    • 自分で作ったもの過大評価する性向は根深いので、ほかの人も自分と同じ見方をしているはずだと思いこんでしまう。
    • 多大な労力をつぎこんだのに完成させられなかったものには、あまり愛着を感じない。

    つながり 社会的ネットワークの驚くべき力

    • 2011.03.11 Friday
    • 21:24

    人間は一人ひとり力を持っているが、一人ではできないことを達成するためにはともに行動する必要があるということだ。人間はこれまでにも力を合わせ、大河の治水、大都市の建設、知識の集積である図書館の発明、有人宇宙飛行などを成し遂げてきた。そのために協力し合った仲間すべてを知ることさえなく、やり遂げてきた。現代世界の社会的ネットワークの魔法は、私たちと他人をつなぎ、遠い昔に人類が経験したよりもはるかに巨大なスケールで協力する能力を私たちに与えてくれる。だが、より人間に近いレベルで、社会的ネットワークは生活のあらゆる面に影響を与えている。遠くに離れた他人に起きた出来事によって、私たちの生き方、考え方、欲求、病院や死が決定される。私たちは社会的な連鎖反応によって遠隔地の出来事に反応するものの、そうしていると気づかないことも多い。

    ニコラス・A・クリスタキス,ジェイムズ・H・ファウラー
    講談社
    ¥ 3,150
    (2010-07-22)

    予想どおりに不合理

    • 2011.01.24 Monday
    • 22:29

    わたしたちの行動に影響をおよぼす力(感情、相対性、社会規範など)は行動に多大な影響をおよぼしているのに、わたしたちは自然にその影響力をとんでもなく過小評価したり、まったく無視したりしてしまう。わたしたちが影響されてしまうのは、知識がないからでも、訓練が足りないからでも、意思が弱いからでもない。熟練者でも初心者と同じように、規則正しい予測できる形で何度も繰り返し影響を受ける。その結果である失敗が、そのままわたしたちの生き方、ものごとのやり方になる。失敗もわたしたちの一部なのだ。

    わたしたちは、目の錯覚に引っかかるのをどうすることもできないように、心が見せる「決断の錯覚」にころりとだまされてしまう。問題は、視覚や決断の周囲にある状況が、目や耳や、嗅覚、触覚、さらにはその大元締めである脳によってフィルターにかけられていることだ。わたしたちが情報を把握して消化するところには、その情報はわたしたちが生みだした現実の表裏であり、わたしたちはこの入力を決断の基準としている。要するに、わたしたちには自然から与えられた道具しかないため、自然にくだす決断はその道具の性能や精度に制限を受けるのだ。

    もうひとつの重要な教訓は、たとえば不合理があたりまえのことであっても、だからどうしようもないというわけではない、ということだ。いつどこでまちがった決断をするおそれがあるかを理解しておけば、もっと慎重になって、決断を見なおすように努力することもできるし、科学技術を使ってこの生まれながらの弱点を克服することもできる。

    「つながり」を突き止めろ 入門!ネットワーク・サイエンス

    • 2010.11.29 Monday
    • 23:07

    人間を理解するためには、その人の持つ関係を理解することが重要だ。組織や社会を理解するためには、そのなかで人がどうつながっているかを知る必要がある。だが、関係は目に見えないのでわからないことが多い。あえて蓋を開けず曖昧なままにしているのが生きる知恵でもある。だからこそこれを支配し、制御する者は、人々を、組織を、社会を制御する可能性を持つ。

    関係の探索・分析ツールも増えつつある。あなたの関係情報は、機械的に収集されているかもしれない。関係への支配欲を持つ一部の人々が、あなたの生活を脅かす可能性だってないわけではない。インターネットやWikipedia、mixiをはじめとするSNSでは日々、関係情報が追加され、情報と情報、人と人との連携が構築され、爆発的に拡大している。このような時代に生まれたわれわれは、このネットワーク社会を、どのように生き抜いていけばよいだろう。

    プレゼンテーション Zen

    • 2010.07.21 Wednesday
    • 00:12

    初心を持って課題に取り組めば、過ちを恐れることはなくなる。間違いを犯したり、失敗のリスクを負ったり、誤りを指摘されたりすることへの恐怖は、常に我々についてまわる。それは非常に残念なことだ。間違いを犯すことと、創造的であることはイコールではない。しかし、進んで間違いを犯そうとしなければ、真に創造的な人間になることは不可能である。もし意識の底に恐怖心やリスクを避けたい気持ちがあったら、常に安全策―すでに何度も使ったことのある方法―を取ってしまうだろう。時には、「すでに通ったことのある道」が最善の道であることもある。しかし、本当はどんな道なのか確かめもせずに、惰性で道をたどるべきではない。先入観を捨て、さまざまな可能性を考慮した結果、いつものやり方が最良の方法であったと気付くことがあるかもしれない。しかし、それは単なる惰性で行った選択ではない。新たな視点から初心者の心で熟考した結果、そうした選択を行ったのである。

    Garr Reynolds,ガー・レイノルズ
    ピアソンエデュケーション
    ¥ 2,415
    (2009-09-07)

    頭のいい段取りの技術

    • 2010.01.22 Friday
    • 00:56

    周りの満足度が下がる理由は、段取りが悪いために本人の十分な仕事時間が取れなくなるからです。その結果、アウトプットの品質も低くなり、次工程の人の満足度が下がるわけです。

    段取りの悪い人は、周りの人に自分の仕事のアウトプットが待たれているという意識が希薄です。人に待たれているという自覚がないので、本人にはプレッシャーになっていない。ですから、自分ひとりで処理し、完結すればそれで役割が果たせたと勘違いしているわけです。

    いわば、「段取りの悪い人」の一つの特徴は、「自己中」(自己中心的)です。”自分さえよければいい”という近視眼的な感覚で仕事をしているわけです。自分の仕事で、次工程の人に「満足を与えよう」という根本発想がない。

    もしも、自分が「段取りが悪い」と感じたときには、すでに周りからは「自己中」という評価が与えられているかもしれません。

    藤沢 晃治
    日本実業出版社
    ¥ 1,365
    (2007-12-20)

    すぐに解決!段取り術

    • 2010.01.22 Friday
    • 00:17

    「二度と仕事のためすぎはしない!」と心に決めたなら、その時々で仕事に優先度をつけていくとよい。新しいプロジェクトが始まったら、忘れずに新しいファイルを用意して、重要度がA、B、Cのどれかを判断するのだ―そう、目標への直結度を考えながら。

    毎週、できれば月曜日の午前中に、その週に使うファイルすべての優先度を見直しておくとよい。重要な案件が何かを思い出すきっかけになるだけでなく、当初の優先度は低かったが、時間の経過とともに緊急度が高まってきた仕事に目を向けるチャンスともなる。

    重要度は低いが緊急の案件。これには必要以上の時間を割かないことだ。いつまでも抱えているような仕事ではないのだが、できるだけ早く済ませて、重要な案件に注意を戻そう。

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